東北料理・东北菜小鸡炖蘑菇

鶏肉のきのこ煮込み(小鶏燉蘑菇、小鶏炖蘑菇)レシピ本場東北の配合を徹底解説

濃い色の煮汁に骨付き鶏肉ときのこ、春雨が沈み、湯気の立つ茶色の器の鶏肉のきのこ煮込みのイラスト
地域
东北(中国東北部料理)
分量
2人分
公開

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東北を代表する鍋料理・小鶏炖蘑菇(シャオジードゥンモグ)は、もともと今のような鶏肉料理ではなかった、と聞いたら驚くだろうか。かつてこの料理で使われていたのは、東北の山に棲む「飛龍(フェイロン)」こと花尾榛鶏という野鳥だった。しかし花尾榛鶏は現在、国家二級保護動物に指定されており、飲食店で使うことができない。そのため一般家庭や食堂では、飼育された鶏肉が代わりに使われるようになり、現在の「小鶏炖蘑菇」という料理名に落ち着いた、というのが定説だ。

本場の味を決定づけるのは、鶏肉そのものよりもむしろきのこの方だ。使われるのは「榛蘑(ジェンモ)」と呼ばれる東北特産の野生きのこで、針葉樹や広葉樹の根元にごく短い期間(採取できるのはわずか10日ほど)しか生えない希少品。生きのこ15〜16斤からようやく乾燥きのこ1斤しか取れないという手間のかかる食材で、香りの濃さと出汁の旨みは、日本でよく見る干し椎茸とは似て非なるものだ。満族の狩猟民の食習慣にルーツを持つとされ、20世紀半ばに農村料理として都市部にも広まり、今の形に標準化されたと考えられている。

ここから先は、実際に中国語の複数レシピを比較して割り出した、本場の分量と手順を解説します。

本場東北式・小鶏炖蘑菇の配合

材料(2人分)

  • 鶏もも肉(骨付きぶつ切り)400g
  • 乾燥榛蘑干し椎茸で代用可。戻す前の分量20g
  • 春雨好みで、緑豆春雨または馬鈴薯春雨30g
  • 長ねぎぶつ切り20g
  • しょうが薄切り10g
  • にんにく潰す10g
  • 八角1個
  • 乾燥赤唐辛子(あれば)2本
  • 食用油大さじ1(15ml)
  • 料理酒大さじ1(15ml)
  • 生抽大さじ1(15ml)
  • 老抽小さじ1(5ml)
  • 氷砂糖(普通の砂糖でも可)5g
  • 水(きのこの戻し汁を含む)600ml
  • 塩小さじ1と1/4(約7g)

作り方

  1. 乾燥榛蘑は水600mlに3時間ほど浸けて戻す。途中で1〜2回水を替えながら、根元の汚れを一方向にかき混ぜて洗い流す。戻し汁はこして取っておく。

  2. 鶏肉は水から茹でこぼし、アクを取ってざるに上げる。

  3. 鍋に油を熱し、長ねぎ・しょうが・にんにく・八角・唐辛子を弱火で香りが立つまで炒める。

  4. 鶏肉を加えて中火で表面が軽く色づき、余分な水分が飛ぶまで炒める。

  5. 料理酒・生抽・老抽・氷砂糖を加えて全体にからめ、香ばしさが立つまで1〜2分炒める。

  6. 1の戻し汁と水を合わせて600mlにし、鍋に注ぐ。沸騰したら中弱火にし、蓋をして鶏肉が柔らかくなるまで30〜40分煮込む。

  7. 戻した榛蘑(または干し椎茸)を加え、さらに10分煮る。春雨を使う場合はここで加え、汁気を吸って柔らかくなるまで5〜10分煮る。

  8. 塩で味を調え、汁にとろみが出て具材によく絡んだら火を止める。

本場と日本の違い

  • 本場のきのこは「榛蘑」という東北固有の野生きのこで、干し椎茸とは香り・食感が異なる。日本で作る場合は干し椎茸が最も近い代用品だが、本場の風味を完全に再現するのは難しい。
  • 現在の「鶏肉」を使う形は、もともと野鳥「飛龍(花尾榛鶏)」を使っていた料理が、保護動物指定によって置き換わった結果である。
  • 東北の食堂ではこの料理に「粉条(春雨)」を加えるのが定番だが、日本の鶏鍋のように単独で提供されることは少なく、汁を吸った春雨まで含めて一皿として完結させる。
  • 長時間じっくり煮込む鍋料理でありながら、東北ではこれが特別な日のごちそうではなく、日常的な家庭料理として食卓に上がる点も特徴的。

参考ページ(写真)

下厨房ユーザーの「正宗小鸡炖蘑菇」レシピページに手順写真が掲載されています。 https://www.xiachufang.com/recipe/100594902/

代用可能な食材

  • 榛蘑が手に入らない場合は、干し椎茸や、乾燥きくらげと干し椎茸を半量ずつ混ぜたもので代用可能。
  • 骨付き鶏もも肉がなければ手羽元でも代用できるが、煮込み時間はやや短め(20〜25分程度)に調整する。
  • 春雨は緑豆春雨・馬鈴薯春雨のどちらでも良いが、馬鈴薯春雨の方が汁を吸ってもちもちした食感になりやすい。

保存・アレンジのコツ

  • 春雨を入れる前の状態(鶏肉ときのこの煮込みのみ)なら冷蔵で2〜3日、冷凍も可能。食べる際に温め直して春雨を加えるとよい。
  • 翌日は汁が煮詰まってより濃厚になるので、少量の水を足して味を調整しながら食べるのがおすすめ。

出典

本文は上記の情報源を参考に、独自に再構成・翻訳したものです。