四川料理・川菜青椒肉丝

青椒肉絲レシピ本場四川の配合を徹底解説

白い楕円皿に、細切りの豚肉と緑のピーマンを照りよく炒め合わせた青椒肉絲のイラスト
地域
川菜
分量
2人分
公開

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日本の中華料理店の定番メニュー「青椒肉絲(チンジャオロースー)」。実はこの料理、発祥地をめぐって「四川発祥説」と「福建(閩南)発祥説」という二つの説が今も並び立っていることをご存知でしょうか。

いずれの説にも共通しているのは、細切りにしたピーマンと肉を、醤油・酒・砂糖・こしょうなどで手早く強火で炒め合わせるというシンプルな調理法です。この作りやすさと食べやすさから、青椒肉絲は20世紀半ばには早くも海外に進出しており、アメリカでは1948年にはすでにメニューとして登場していた記録が残っています。現在ではアメリカや日本など、世界各地の日常食に深く根付いた中華料理の代表格となっています。

中国国内でも地域や家庭によって作り方はさまざまです。四川の家庭・食堂では郫県豆瓣醤と花椒を効かせたピリ辛味に仕上げることが多く、一方で華北や華東の家庭では辛味を使わない、しょうゆベースの優しい味わいに仕上げるのが一般的です。また、豚肉ではなく牛肉(青椒牛肉絲)で作る家庭やレストランも少なくありません。

青椒肉絲は中国八大菜系のひとつ「川菜(四川料理)」の一品としても数えられており、川菜は麻(痺れ)・辣(辛さ)・鮮(うま味)を特徴とします。ここから先では、中国語の複数レシピを比較して割り出した「本場・四川風の配合と手順」を解説します。

本場のレシピ

材料(2人分)

  • 豚ロース肉(細切り)200g
  • 塩・黒こしょう(下味用)各少々
  • 生抽(下味用)小さじ1
  • 片栗粉(下味用)小さじ1
  • ピーマン細切り3個
  • 郫県豆瓣醤小さじ2
  • しょうがせん切り1片
  • にんにくみじん切り1片
  • 花椒10粒程度
  • 生抽(仕上げ用)小さじ2
  • 老抽小さじ1/2
  • 黄酒または日本酒小さじ2
  • オイスターソース小さじ2
  • 炒め用油大さじ2

作り方

  1. 豚肉は細切りにし、塩・黒こしょう・生抽・片栗粉を揉み込んで10分ほど下味をつける。

  2. ピーマンはヘタと種を取り、細切りにする。

  3. フライパンに炒め用油大さじ1を熱し、豚肉をほぐしながら炒めて色が変わったら取り出す。

  4. 同じフライパンに残りの油を熱し、しょうが・にんにく・花椒を炒めて香りを出す。

  5. 郫県豆瓣醤を加えてじっくり炒め、赤い油を引き出す。

  6. ピーマンを加えてさっと炒める。

  7. 豚肉を戻し入れ、生抽・老抽・黄酒・オイスターソースを加えて手早く炒め合わせる。

  8. 全体をよく絡めたら器に盛って完成。

本場と日本の違い

  • 発祥地に二つの説:青椒肉絲は「四川発祥説」と「福建(閩南)発祥説」の両方があり、現在も決着していません。本記事では、郫県豆瓣醤と花椒を使う四川風の配合を採用しています。
  • 肉の種類:家庭やレストランによっては豚肉ではなく牛肉(青椒牛肉絲)で作られることも多く、コース料理や高級店では牛肉が好まれる傾向があります。
  • 辛さの有無:本場では郫県豆瓣醤と花椒を使った"川菜らしい"ピリ辛味に仕上げることも多いですが、日本の中華料理店で出される青椒肉絲は辛味を抑えた、しょうゆベースの優しい味付けが主流です。
  • たけのこの有無:日本の青椒肉絲にはたけのこの細切りが加えられていることが多いですが、これは日本独自のアレンジで、本場の伝統的なレシピには基本的に登場しません。

参考ページ(写真)

下厨房の「四川人都爱吃的下饭神器——青椒肉丝」レシピページに手順写真が掲載されています。

代用可能な食材

  • 郫県豆瓣醤:一般的な豆板醤でも代用可(辛味・塩気は控えめに調整)
  • 花椒:日本の実山椒とは風味が異なるため、中華食材店や通販での入手を推奨
  • 豚ロース肉:牛肉(もも肉など)に置き換えても本場風のアレンジになる

保存・アレンジのコツ

  • 肉とピーマンを細切りにして下味までつけておけば、冷蔵で半日程度保存可能。炒めるのは食べる直前がベスト
  • ピーマンの一部をパプリカに置き換えると彩りが良くなる

出典

本文は上記の中国語情報源を参考に、独自に再構成・翻訳したものです。