韓国華僑料理짬뽕

韓国式チャンポン(Jjamppong)レシピ韓国華僑料理の配合を徹底解説

白い器の赤いスープの麺に、ムール貝やえび、イカ、青菜をのせた韓国式チャンポンのイラスト
地域
韓国華僑料理
分量
2人分
公開

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真っ赤な唐辛子色のスープに麺と海鮮がたっぷり——韓国の中華料理店で「짬뽕(チャンポン/Jjamppong)」と言えば、この真っ赤な一杯を思い浮かべる人がほとんどです。しかし짬뽕は最初から辛かったわけではありません。ルーツをたどると、1899年に長崎で福建省出身の華僑・陳平順(진핑순)が貧しい中国人留学生のために作った白湯ベースの麺料理「ちゃんぽん」、あるいは中国の炒碼麺(チャオマーミェン)に行き着くとされ、仁川開港後の港湾労働者や華僑たちの間で食べられるようになりました。

当初の韓国の짬뽕も唐辛子を使わない白い塩味スープでした(現在も「白짬뽕(ペクチャンポン)」として残っています)。転機となったのは群山の華僑コミュニティで、1969年に開業したある中華料理店の店主が、脂っこさを消すために唐辛子を試しに加えたのが評判となり、1972年に正式メニュー入りしたと伝わります。1970〜80年代の激辛ブームに乗って唐辛子と唐辛子油をたっぷり使う真っ赤な짬뽕が全国に広まり、日本の長崎ちゃんぽんとも中国の原型とも異なる「韓国オリジナル」として定着しました。

ここから先は、韓国語の複数レシピを比較して割り出した韓国式の配合と手順を解説します。

韓国式の配合

材料(2人分)

  • 豚肉(肩ロース薄切り、細切り)100g
  • 冷凍いか(下処理済み、輪切り)いか1/2杯100g
  • むきえび(中サイズ)100g(約6尾)
  • あさり(殻付き、砂抜き済み)120g
  • 長ねぎ(白い部分、斜め切り)30g(1本)
  • 玉ねぎ(せん切り)100g(1/2個)
  • キャベツ(ざく切り)100g(2枚)
  • にんじん(せん切り)30g
  • チンゲン菜または白菜60g
  • 乾燥きくらげ(水で戻す)戻す前5g
  • にんにく(みじん切り)大さじ1(10g)
  • 生姜(みじん切り)小さじ1(3g)
  • 粉唐辛子(韓国産・粗挽き)大さじ3(30g)
  • 食用油大さじ3(45ml)
  • しょうゆ大さじ2(30ml)
  • オイスターソース大さじ1(15g)
  • 煮干し昆布だし600ml
  • 塩小さじ1/2(3g)
  • こしょう小さじ1/4(0.5g)
  • 中華生麺2人分300g

作り方

  1. 鍋に食用油大さじ3を熱し、長ねぎ・にんにく・生姜を入れて弱火で1分炒めて香りを出す。

  2. 豚肉を加え中火で2分炒め、色が変わったらいかを加えてさらに中火で1分炒める。

  3. 粉唐辛子大さじ3を加え、焦げないよう手早く中火で30秒炒め合わせて辛味油を出す。

  4. 玉ねぎ・キャベツ・にんじんを加え中火で2分炒める。

  5. しょうゆ大さじ2を鍋肌から回し入れて香りを立たせ、煮干し昆布だし600mlを注ぎ強火で沸騰させる。

  6. えび・あさり・きくらげ・チンゲン菜を加え、中火で3分煮る。

  7. オイスターソース大さじ1、塩小さじ1/2、こしょう小さじ1/4で味を調える。

  8. 別鍋で中華生麺を表示時間通り茹で、湯を切って器に盛る。熱々のスープと具材を注いで完成。

中国本土の原型との違い・韓国ならではの特徴

  • ルーツとされる長崎ちゃんぽんや中国の炒碼麺は白湯ベースの塩味スープだが、韓国式は粉唐辛子と唐辛子油をたっぷり使う真っ赤な辛口スープが主流で、見た目も味わいも別物になっている。
  • 中国本土や日本では唐辛子を使わないのが基本で、韓国のような「激辛」方向への変化は群山の華僑コミュニティが1970年前後に生み出した韓国独自の展開。
  • 韓国式は魚介と豚肉を両方使う「海陸両方の旨み」を重視する配合が多く、だしも煮干し昆布だしでコクを補強する。
  • 唐辛子は必ず油で軽く炒めてから使うのが韓国式のポイントで、そのまま加えると香りが立たずスープがぼやける。
  • 白い塩味の元祖に近いバージョンは「白짬뽕(ペクチャンポン)」として現在も専門店で提供されており、赤いチャンポンとは別メニューとして人気がある。

参考ページ(写真)

만개의레시피(10000recipe.com)の写真付きレシピページ。 https://www.10000recipe.com/recipe/6871448

代用可能な食材

  • あさりが手に入らなければ、殻付きホンビノス貝やむき身のあさり(冷凍)で代用できる。
  • 乾燥きくらげが無ければ、生しいたけやえのきだけで食感を補って代用可能。
  • 韓国産の粗挽き粉唐辛子が手に入らない場合は、一味唐辛子とパプリカパウダーを2:1で混ぜたもので近い色味と辛さに調整できる。
  • 煮干し昆布だしが面倒な場合は、市販の中華スープの素(鶏がらスープの素)大さじ1を湯600mlに溶いたもので代用してよい。

保存・アレンジのコツ

  • スープだけを別に作って冷凍すれば、食べる直前に具材と麺を加えるだけで手早く再現できる(冷凍で2週間程度)。
  • 具材は冷蔵庫にある野菜(もやし、ニラなど)で置き換えても違和感なく仕上がる。
  • ご飯にかければ「チャンポンパプ(짬뽕밥)」風にアレンジできる。

出典

本文は上記の情報源を参考に、独自に再構成・翻訳したものです。